日々雑感

アニメ感想、購入品感想、読後感想などを載せる20代社畜女子のぶろぐ。

森見登美彦「夜行」

 

夜行

夜行

 

読了しました。

ファンタジーかつミステリアスな世界観。

それぞれの登場人物が語る、第一夜から第四夜。

それぞれの夜を繋ぎ合わせる銅版画「夜行」。

「世界は常に、夜」の本当の意味を知る最終夜。

 

美しくて優しい、とても読みやすい文体だなぁと感じました。

この文体自体が絵画を思わせるようです。

情景が鮮やかに浮かんできます。

 

対をなす夜と朝、「夜行」と「曙光」を巡る物語です。

読み終えた今も、「夜行」の魔法は続いているかのよう。