2017-04-14 森見登美彦「夜行」 夜行 作者: 森見登美彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/10/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (28件) を見る 読了しました。 ファンタジーかつミステリアスな世界観。 それぞれの登場人物が語る、第一夜から第四夜。 それぞれの夜を繋ぎ合わせる銅版画「夜行」。 「世界は常に、夜」の本当の意味を知る最終夜。 美しくて優しい、とても読みやすい文体だなぁと感じました。 この文体自体が絵画を思わせるようです。 情景が鮮やかに浮かんできます。 対をなす夜と朝、「夜行」と「曙光」を巡る物語です。 読み終えた今も、「夜行」の魔法は続いているかのよう。